【仕組み化が全て】「少額積立」の複利効果。資産2,500万の私も、最初は月33,333円のポチリから始まった

家計管理・マインド

こんにちは、ぶんです。

前回の記事では、家計管理のラスボスである「保険の見直し」についてお話ししました。公的保険を味方につけて固定費を最適化できたら、次はいよいよ「資産を増やすフェーズ」に入ります。

ブログをスタートしてから、ありがたいことに資産に関するお話をする機会が増えました。ただ、私の「資産2,500万円」という数字を見て、「自分とは住む世界が違うな……」「元からセンスや才能があったんでしょ?」と感じてしまう方もいるかもしれません。

外から見ればそう見えるかもしれませんが、はっきりと断言します。そんなことは絶対にありません。

今の私の資産も、元を辿れば、スマホの画面を恐る恐るポチッと押した「月33,333円」の小さな小さな積立設定から始まっています。今日は、これから資産形成を始める方に向けて、私が実際に歩んできた「最初の仕組み化」のリアルをお届けします。

1. 最初の「雪玉」は、ただの勢いだった

私が投資のスタートラインに立ったのは、社会人3年目の時にYouTubeで「FIRE」という概念に出会った日でした。

それまでは、毎月なんとなくお金が残るだけの「暗黒期」にいた私ですが、動画を見まくって一気に興奮し、その日のうちに勢いでネット証券の口座開設を申し込みました。この時、最初に設定した金額が、当時の旧つみたてNISAの月上限だった「33,333円」です。

「損したらどうしよう」という恐怖は、不思議と全くありませんでした。動画で知識を詰め込んでいたからか、あるいは私の脳みそが単純だったからかもしれませんが(笑)、「貯金口座に眠っていた分をこっちのシステムに振り分けただけだし、少なくなっても少額だし、すぐにまた増えるだろう」と気楽に考えていたんです。

実際、積立を始めて2ヶ月目には数千円のマイナス(元本割れ)になっていましたが、「ふーん、下がってるな」くらいにしか思わず、そのまま完全に放置していました。

のちに社会人4年目を迎えたタイミングで「本気でFIREを目指そう」と決意を固めることになるのですが、もしあの3年目の日に「勢い」だけで最初の雪玉を作っていなければ、決意することすらできなかったはずです。あれこれ難しく考えすぎず、まずはシステムの初期設定をパパッと済ませてしまう。これがすべての始まりでした。

2. 人間の意志を信用してはいけない。「システム化」が全てを決める

ITエンジニアという仕事柄、私は「人間の意志の力」を全く信用していません。

「今月は節約を頑張って、余った分を貯金しよう!」 こういう根性論や我慢に頼る節約は、ほぼ100%失敗します。なぜなら、人間はふとした誘惑(「今日くらい、まあいっか」)にめちゃくちゃ弱い生き物だからです。

毎日なんとなくコンビニや自販機で買うジュース。1回150円でも、毎日続ければ積もり積もって大きな出費(ラテマネー)になります。たとえ心の中に「誘惑」が芽生えたとしても、それとは関係なく強制的に継続させてしまう唯一の方法が、「先取り貯金」や「自動積立」という、自分の意志が介入できないシステムを構築することです。

給料が入った瞬間に、自分の感情とは関係なく、勝手に投資口座にお金が吸い上げられていく環境を作る。これが「仕組み化」です。

※もちろん、普段から自販機のジュースを我慢しない代わりに、家賃や通信費といった他の「大きな固定費」をガッツリ削るような、マインドの規律がしっかりしている人であれば、そこまでケチケチする必要はありません。要は、自分がコントロールしやすい部分から自動化していくのがスマートです。

3. 「複利のバグ」への、生々しすぎる本音

投資の世界では、よく「複利の力」が神格化されます。 天才物理学者のアインシュタインが「人類最高の発明」と呼び、歴史上ユダヤ人がその力で巨万の富を築いた、というのはあまりにも有名なエピソードです。ネットでも「複利最高!」「雪だるま式に増える!」という威勢のいい声をよく耳にしますよね。

外野はそう賑やかですが、2,500万円まで資産を増やした私の生々しい本音を言わせてください。

「これが複利の威力か……!」とビビッときた瞬間なんて、一度もありません(笑)。

現実はもっと地味です。毎月淡々と積み上がっていく数字を眺めながら、「あぁ、思えば昔に比べて増えるペースが上がっている気がするな。これが複利の効果なのかな?」と、後から振り返ってなんとなく実感する程度です。

複利は間違いなく偉大なものですが、最初から過度な期待を持ちすぎると、「思ったほど増えないじゃん」とガッカリして途中でやめてしまう原因になります。複利は「劇薬」ではなく、じわじわ効いてくる「漢方薬」のようなもの。あまり期待しすぎず、凪のような気持ちで付き合うのが正解です。

4. 2,500万円という数字は「見ないふり」でいい

「そうは言っても、やっぱり2,000万円以上の資産なんて遠い世界の話に見える」

そう思う初心者の読者の方に、私が今一番伝えたいのはこれです。

「2,500万円という数字は、いったん見ないふりをしてください」

最初から大きなゴールを見上げると、その距離感に圧倒されて足がすくんでしまいます。ライフプランや収入は人それぞれなので、到達するまでの時間は違って当然です。

ただ一つ言える確固たる事実は、平々凡々な会社員が、この「最初の仕組み化」というステップを踏まずに大きな資産を得られる確率は、限りなくゼロに近いということです。

私の今の現在地も、あのときスマホで「33,333円」の積立ボタンをポチッと押した、その1本の線の延長線上にあるだけ。完全に地続きの未来なんです。だから、先のことは気にせず、まずは淡々と目の前の設定をやってみてください。

5. あなたはどっち?動き出すための「2つのルート」

では、この記事を読み終わったあなたが、今日から最初の一歩を踏み出すにはどうすればいいか。積立投資をスタートするには、大きく分けて2つのアプローチ(順番)があります。

  • ルート①:【行動先行型】まず設定して、後から勉強する(私の場合) 投資を「よさそうだ」と知った社会人3年目のその日に、興奮冷めやらぬ気持ちで証券口座を開設し、積立設定まで一気にやってしまうルートです。正直、私は「せっかく面白い仕組みを知ったのに、いったん熱を冷まして勉強し直そう」という発想が信じられないタイプなので(笑)、勢いがあるこのルートが一番手っ取り早いと思っています。

  • ルート②:【納得先行型】マインドを作ってから、設定する 「よさそうだけど、本当に自分でもできるのかな……」と不安が勝る場合は、無理に勢いでやる必要はありません。まずは「なぜ投資を続けるべきなのか」「暴落が来てもやめないマインド」を本やブログで勉強し、自分の中で納得のいく「仕様」が固まってから口座を開設するルートです。

どちらが正しいということはありません。大切なのは、自分の性格に合ったルートを選んで、フリーズせずに一歩動くことです。

まとめ

資産形成のスタートボタンは、決して重いものではありません。

行動先行型なら、今すぐネット証券のサイトを開いて口座開設のボタンを押してみる。納得先行型なら、投資に関する本を1冊ポチってみる。

「知った3年目」の衝動と、「決意した4年目」の覚悟。あなたが今日起こすその小さなアクションが、数年後、数十年後に大きな自由を連れてくる「最初の雪玉」になります。世間の大きな数字に惑わされず、自分だけの仕組み作りに向けて、まずは淡々と一歩を進めていきましょう!

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