こんにちは、ぶんです。
前回の家計管理の記事では、「家計管理のコツはとにかく固定費を抑えること」というマインドについてお話ししました。変動費をチマチマ削ってストレスを溜めるよりも、毎月勝手に出ていく「固定費(インフラ)」をはじめに一度だけ最適化してしまう方が、圧倒的に効率が良いからです。
今回はその具体的な実践編として、私が実際にやってきた「格安SIMへの乗り換え体験談」と、もし今の私が真っさらな状態から一人暮らしを始めるなら何を選ぶか?という「通信・電気・ガスのガチ検証シミュレーション」を、日記がてら詳しく書き綴ってみたいと思います。
「手続きが面倒くさそう」「安くなっても不便になるのは嫌だ」「どこから手を付ければいいか分からない」という方は、ぜひ最後までお付き合いください。
【通信編】「遅いのは絶対嫌」な私が選んだ、月3,000円以下の最適解
私は学生の頃から、家族みんなでSoftBankのプランに加入していました。当時はデータ容量が無制限のプランで、何も考えずにスマホを使っていました。
しかし、就職を機に一人暮らしを始め、自分のスマホ代を自分で払うようになった時にハッと気づいたのです。
「家にはWi-Fiがあるし、そもそも外で大容量の通信なんて全然使っていない。これ、毎月ものすごい金額をドブに捨てているのでは……?」
そこで重い腰を上げて乗り換えたのが、今も愛用しているSoftBankのオンライン専用ブランド「LINEMO(ラインモ)」です。
1. 通信プラン選びで私が重視した「テキトーな基準」
通信プランを選ぶとき、よく「データ容量」「通信速度」「料金」の3つのバランスが大事だと言われます。でも、これを細かく比較するのって本当に面倒ですよね。
私は仕事でネットワークインフラに関わっている身ではありますが、自分のこととなると結構ズボラです。そのため、当時の乗り換え基準は非常にシンプルでした。
「今の通信速度をある程度キープしたまま、今より安くなれば何でもいいや」
安かろう悪かろうで、動画が途中で止まるような「安物買いの銭失い」だけは絶対に避けたかった。だからこそ、SoftBankと同じ自社回線をそのまま使えて、速度が担保されているLINEMOを選びました。
データ容量も20GBあれば、外で少し動画を見るくらいなら不満が出るはずもありません。現に、乗り換えてから今日に至るまで、通信速度やエリアでストレスを感じたことは一度もありません。もしかしたら探せばこれ以上の「超・最適解」があるのかもしれませんが、これだけ満足していれば十分。面倒なのでこれ以上の比較はしていません。
2. 実際にどれくらい安くなった?(過去のリアルな実績)
では、実際にどれくらい安くなったのか、当時の私のリアルな数字を公開します。
乗り換え前、私が支払っていた金額は約6,000円ほど(当時はスマホの分割払いも含まれていたので、それを抜いたざっくりとした通信費の金額です)でした。これがLINEMOに変えたことで、月額2,800円まで下がったのです。
-
乗り換え前(SoftBank当時): 約6,000円 / 月
-
乗り換え後(LINEMO当時): 2,800円 / 月
-
削減効果: 毎月 約3,200円 の節約!
この先もずっと続く固定費ですから、この差はめちゃくちゃ大きいです。変えたのは間違いなく大正解でした。
私はこの「見直しただけで毎月自動的に浮いてくる約3,200円」を、そのままNISA口座へ直行させてインデックスファンドの買付に回していました。もしあのまま思考停止して使い続けていたら、このお金は存在していなかったと思うと、行動して本当に良かったと感じています。
【手続きの壁】オンライン専用プランのリアルな注意点と両親の失敗談
「安くなるのは分かったけど、乗り換えって難しいんでしょ?」と思う方も多いはず。
ここに関しては、しっかりとリアルな注意点をお伝えしておきます。
LINEMOは「オンライン専用ブランド」です。そのため、街のソフトバンクショップに行っても「代わりに設定して!」と頼むことはできません。基本的にはすべて、ネットの画面の説明を読みながら自分で手続きを進める必要があります。
私自身はネットでの手続きに慣れているので特に苦労はしなかったのですが、最近、私の両親が「スマホ代を安くしたいからLINEMOに変える」となった時に、ちょっとした事件が起きました。
一番重要な「eSIM(スマホに内蔵された仮想SIM)」の受け取りと初期設定のやり方が、説明書を読んでも機械が苦手な両親にはサッパリ理解できなかったのです。結局、私が代わりにすべての設定を行うことになりました。
もし「物理的なSIMカード」を選んでいれば、家に届いたプラスチックのカードをスマホにブスッと挿すだけで済んだのでもっと簡単だったはずですが、そもそもスマホに詳しくない人が「eSIMと物理SIMの違い」なんて分かりませんよね……。
ですから、もしこの記事を読んでいて「自分一人でネット完結の手続きをやるのはどうしても不安だ……」と感じた方は、無理をせず、ショップ窓口でサポートを受けられる安いプラン(SoftBank系なら「Y!mobile」など)を検討することをおすすめします。固定費削減のために過度なストレスを抱えるのは本末転倒ですからね。
もし今、新しく一人暮らしを始めるなら?ガチでシミュレーションしてみた
では、「もし今の私が、真っさらな状態から新しく(今住んでいる愛知エリアで)一人暮らしを始めるなら、何を選ぶか?」
現在の世界的な燃料高騰リスクや、大手キャリアの割引の仕組みを踏まえ、最新のデータをもとに本気でガチ検証してみました。条件は「一人暮らし、エリアは愛知(中部電力・東邦ガスエリア)」としてシミュレーションしています。
1. 【通信編】家族割・光割の「罠」と、一人暮らしのリアルな選択
もし私が今もSoftBankの現行無制限プラン(メリハリ無制限+)に入っていたと仮定します。
ホームページにでかでかと載っている「月4,928円〜」という金額、実はここに大きな「罠」があります。これは「家族3人以上で加入」し、さらに「特定の光回線とセット」にした場合にのみ適用される最安値なんです。

一人暮らしを機に、実家の家族回線から抜けて自分単体で契約するとなると、これらの割引はすべて消滅します。結果、月額料金は跳ね上がり、月7,425円という恐ろしい固定費になってしまいます。
これを、現在の視点で再び「LINEMO」の新しい大容量プラン(30GB/ベストプランV)に切り替えたとシミュレーションしてみます。

-
SoftBank(単体・割引なし): 7,425円 / 月
-
LINEMO(ベストプランV・30GB): 2,970円 / 月
-
削減効果: 毎月 4,455円(年間 53,460円)の節約!
一人暮らしを始めるタイミングだからこそ、この「単体契約での大打撃」をLINEMOでスマートに回避するのが、今の私なら絶対に外せない鉄板の戦略です。
2. 【電気代】オクトパスエナジー vs 東邦ガスの「13年目の逆転劇」
電力・ガスについては今は燃料価格の高騰があるのである程度慎重に選びたいですね。というわけで、今回は電気・ガス見直しサイトの「エネチェンジ」を使ってガチ比較してみることにしました。地域と世帯人数を入力するだけで簡単に比較してくれて本当に便利ですね。
電気・ガス見直しサイト「エネチェンジ」 電力会社・ガス会社を比較!

まず電気ですが「節約額の大きい順」で並べると、初年度に高額なキャッシュバック(割引特典)がある「オクトパスエナジー」が初年度28,413円節約と、圧倒的にお得そうに見えます。

しかし、キャッシュバックはあくまで「最初の1年限りのボーナス」です。2年目以降の純粋な電気代の安さ(プラン単体)で並び替えると、「実は、2年目以降の純粋な年会費(プラン単体)で比較すると、オクトパスエナジーよりも『東邦ガス(の電気プラン)』の方が約1,438円ほど安いことが判明しました。」
※東邦ガスの「がすてきポイント(年454pt)」が2年目以降も継続して満額付与される場合は、実質年間3,305円(月約275円)の節約になります。今回はポイント分を抜いての比較をしています。

ここで、「長期的な損益分岐点」を表にして計算してみます。
オクトパスエナジー vs 東邦ガス 累計節約額の比較シミュレーション
| 経過年数 | オクトパスエナジー(累計節約額) | 東邦ガス(累計節約額) | 差額(どちらがいくら得か) |
| 1年目 (初年度) | 28,413円 | 11,533円 | オクトパスが 16,880円 リード |
| 2年目 | 29,826円 | 14,384円 | オクトパスが 15,442円 リード |
| 3年目 | 31,239円 | 17,235円 | オクトパスが 14,004円 リード |
| 5年目 | 34,065円 | 22,937円 | オクトパスが 11,128円 リード |
| ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ |
| 10年目 | 41,130円 | 37,192円 | オクトパスが 3,938円 リード |
| 12年目 | 43,956円 | 42,894円 | オクトパスが 1,062円 リード |
| 13年目 | 45,369円 | 45,745円 | 東邦ガスが 376円 リード(逆転) |
※エネチェンジ試算に基づいたシミュレーションです。実際の燃料費調整額等で前後します。
このデータを分析すると、選び方の基準が明確になります。
-
「数年以内にまた引っ越す可能性が高い」 → 初年度のブーストが大きいオクトパスエナジー
-
「一度契約したら、面倒だから絶対に変えたくない」 → 長期でじわじわ効いてくる東邦ガス
私は何度も会社を乗り換えるようなこまめな管理はしたくない「ズボラ派」ですが、さすがに13年同じところに住み続けるとは思ってなかったのでオクトパスエナジーを選びますかね。ちなみに私が以前大阪で一人暮らしをしていた頃は、電気・ガスに関しては「関西電力・大阪ガス」の最も標準的なプランのまま、大阪を出るまでずっと思考停止していました。住んでいた期間は4年半ほどでしたので、キャッシュバックが多いプランの見直したらよかったかもです。
3. 【ガス代】考える余地なしのストレート勝ち
最後にガスの比較ですが、こちらは電気のように複雑な罠はなく、非常にシンプルでした。
初年度の安さ順、2年目以降のガス代の安さ、そしてキャッシュバックの条件などを総合的に見ても、圧倒的に「ミツウロコガス」のプランがお得という結果になりました。条件を細かく比較して頭を悩ませる必要がないので、こちらは迷わず一択で決定です。

4. 【まとめ】今の視点で選ぶインフラ最適解の削減効果
もし今、私が割引なしの標準的な状態から一人暮らしのインフラを最適化するなら、これだけの削減効果が生まれます。
-
通信: SoftBank(割引なし単体月7,425円) → LINEMO(30GBプラン月2,970円)
👉 月4,455円(年53,460円)の節約
-
電気: 中部電力 → オクトパスエナジー
👉 初年度 28,413円節約 / 次年度以降は毎年1,413円の節約
-
ガス: 東邦ガス → ミツウロコガス
👉 初年度6,245円節約 / 次年度以降は毎年1,245円の節約
結論:固定費の断捨離は「一番大きな塊」から攻め落とす
こういった固定費の節約は最もお金をかけているところから手を付けるべきです。
シミュレーションの数字を見れば一目瞭然ですが、電気やガスをどれだけ血眼になって比較しても、年間で浮くのは数千円〜1万円強の世界です。もちろん「ちりつも」で大事ではありますが、それに対してスマホ回線をLINEMOに変えるだけで、年間5万円以上(現在の単体契約からのシミュレーションの場合)が確実に浮くわけです。インパクトの桁が違いますよね。
現在の通信プランによりますが、「家計管理をはじめたいけれど、やることが多くてめんどくさい」という方は、電気やガスは二の次、三の次でいいと思います。
一度仕組みを作ってしまえば、浮いたお金という名のシステムが、あなたが寝ている間も、ゲームをしている間も、自動的にあなたをFIREのゴール(資産5000万円)へと一歩ずつ近づけてくれるはずです。
私もこの最適化された快適なインフラをお供に、一歩ずつ地道に進んでいこうと思います。


コメント