こんにちは、ぶんです。
これまで、私の資産額やそこに至るまでの過程、具体的な新NISA戦略についてお話ししてきました。
ブログやSNSを見ていると、「資産◯◯万円達成!」といった数字ベースの報告をよく目にしますよね。野村総合研究所の「資産ピラミッド(アッパーマス層、準富裕層など)」も有名です。
でも、実際に自分が資産形成の道を歩んできて思うのは、「資産の数字だけでステージを区切るのは、あまり現実的ではないな」ということです。
なぜなら、同じ資産1,000万円でも、実家暮らしなのか一人暮らしなのか、あるいは投資をしているのか貯金だけなのかによって、見えている景色や次に取るべき行動が全く違うからです。
そこで今日は、お金の書籍やネットで言われる一般論のスパイスを交えつつ、私がこれまでの9年間で実際に通過してきた「行動とメンタルベースのお金のステージ5段階」をまとめてみました。
ここに書いている資産額の数字は、あくまで「月16万円で暮らす私の場合」の基準ですが、その時々の行動や心の変化は、多くの方に共通するロードマップになるはずです。
「もし自分の生活費や状況に置き換えるなら、今はどの段階にあたるだろう?」と、ご自身の現在地を測るヒントにしながら読んでみてください。

ステージ0:残高の概念がない「暗黒期」
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【一般的なイメージ】 ネットの資産形成コミュニティなどで時折耳にする、いわゆる「土俵にも立っていない」ゾーン。手取りがあるのに何に使ったか分からず毎月カツカツな人や、リボ払いや高利回りの借金がある状態。
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【私のリアル】 入社してから3年目くらいまでの自分がまさにこれでした。インドア派で派手な浪費をしなかったおかげで、毎月「残高が自然と増えて年間50万円くらい貯まる」という状態ではあったものの、資産形成の視点は皆無。自分のサイフから毎月いくら出ていっているのかすら、全く無頓着な時期でした。
このステージの恐ろしいところは、本人がそれを「異常だと思っていない」ことです。ここを抜け出すには、何かしらのきっかけ(私の場合はYouTubeでのFIREとの出会いでした)で現状に強い危機感を持ち、「お金を貯める土台を作ろう」と決意する必要があります。
ステージ1:防衛資金100万円の「土台作り期」
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【一般的なイメージ】 多くのマネー本や専門家が提唱する「生活防衛資金(生活費の6ヶ月〜1年分)」を現金のまま確保する、すべての蓄財の基礎となる土台のフェーズ。
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【私のリアル】 家計管理を本格的にスタートした当時、私の毎月の支出は多くても16万円程度でした。そこで、「半年の猶予があれば何とかなる」と逆算し、キリのいい100万円を絶対に使わない防衛資金として現金のままキープしました。私のルートでは、暗黒期にたまたま残っていた貯金がこの額に達していたため、実質的に最初からこのハードルはクリアできている状態でした。
もし社会人なりたての頃の自分にアドバイスするなら、まずは自動的に貯蓄口座にお金が振り込まれる「先取り貯金」の仕組みを作って、家計の黒字化を安定させ、高金利の借金があれば最優先で潰す。それがこのステージの正しい戦い方です。
ステージ2:投資覚醒と家計最適化の期
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【一般的なイメージ】 いわゆる「新NISA民」が多く属するゾーン。一般的な教科書では「まずは徹底的に節約して、種銭を作ってから投資を始めよう」と言われます。
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【私のリアル】 社会人4年目でFIREを知った私は、順番を大きくショートカットしました。「節約してから投資」ではなく、「とにかく先に投資口座を作って株を買う」ことから始めたのです。すると、自分の資産が世界の経済と連動して動く面白さにどっぷりハマり、「もっと軍資金を増やしたい!」という好循環が生まれました。その結果、通信費のプラン変更や、自炊不要の「冷凍食品を駆使したスーパー活用術」といったコストカットが、努力感ゼロで自然と習慣化していきました。
行動経済学(インセンティブ設計)の視点から見ても、実は「先に少額でも投資の楽しさを知る」ほうが、モチベーションが続いて節約も加速します。「これくらいでいいや」という80点主義で家計の最適化の仕組みを作るのが、このステージの肝です。
ステージ3:資産1,000万円突破の「忍耐・凪(なぎ)の期」
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【一般的なイメージ】 ネットやSNSでは「1,000万円を超えると世界が変わる!資産が勝手に雪だるま式に増える!」と神格化されがちなステージ。著名な投資書『富の階段(WEALTH LADDER)』でも、ここから資産レベルが一段上に上がると定義されています。
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【私のリアル】 実際に大台を突破した私の生々しい感想は、「驚くほど日常はいつものまま」でした。通帳に大金がある満足感は一瞬で、翌朝になればまた普段通りに仕事のパソコンを開いてリモートワークをこなす毎日。資産の数字が増えても、自分の労働環境やライフスタイルが急激にアップグレードされるわけではない、というシビアな現実を知った時期です。
ただ、資産の増えるスピード(複利の力)が確実に上がっているのは事実です。このステージでは、ネットの過剰な期待と地味な現実のギャップに耐えながら、淡々とオルカンを積み上げ続ける「忍耐のマインド」が試されます。
ステージ4:収入拡張&メンタル武装期(★現在の私はココ)
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【一般的なイメージ】 野村総研の資産ピラミッドで言う「アッパーマス層(資産3,000万円〜)」の背中が見えてくるゾーン。会社の給料だけでの積立に限界(天井)を感じるため、ネットでもよく議論されているような副業や転職による「入金力アップ」への挑戦必要になる、会社員の最難関ステージ。
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【私のリアル】 現在、総資産2,000万円を超え、まさにこのフェーズを泥臭く突破している最中です。積立のスピードをもう一段ブーストさせるため、ずっと先延ばしにしていたこのブログという「個人のスモールビジネス」を立ち上げました。さらに、ポートフォリオの約9割近くを投資信託が占めるようになったため、いつか来る大暴落への恐怖対策も必要になりました。そこで、インデックスは完全に気絶させておく代わりに、果実として現金が手元に落ちてくる「高配当株投資」の二刀流をスタート。脳内の財布を切り替える「メンタル・アカウンティング」を仕組み化し、市場に居続けるためのメンタルガードを固めている段階です。
このステージは、ただ節約して投資するだけでは突破できません。「稼ぐ力(副業・転職)」へ一歩踏み出す行動力と、暴落が来ても市場から退場しないための強固なメンタルシステムを構築するフェーズです。
ステージ5:資産5,000万円の「経済的自立・FIRE期」
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【一般的なイメージ】 野村総研の「準富裕層(5,000万円〜)」の入り口。生活費を抑えたリタイア(Lean FIRE)の達成であり、労働が「生きるための義務」から「やりたいからやる選択肢」へと変わる、完全なる自由のステージ。
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【私のリアル】 ここが私が数年後の到達点として定めている最終目的地です。私のミニマルな暮らし(月16万円・年200万円の予算)であれば、5,000万円という原資があれば十分に「あがり」の計算が立ちます。世界の成長をキャッチするインデックスの取り崩しと、確実なキャッシュフローを生む高配当株を組み合わせることで、生活コストを自動で相殺できる仕組みです。
嫌な仕事や人間関係、あらゆるしがらみから解放され、平日をすべてフリーにする。そんな未来を目指して、私は今、ステージ4の荒波を突き進んでいます。
最後に
こうして振り返ってみると、資産形成とは単に「通帳の数字を増やすゲーム」ではなく、「自分の行動とメンタルを一段ずつアップデートしていく階段」なのだと痛感します。
ただ、ここで改めて強調しておきたいのは、今回ご紹介した「5,000万円でステージ5(FIRE)」というゴールは、あくまで月16万円という私の生活水準から逆算した、私個人のピラミッドの話だということです。
当然、家族構成やライフスタイルによって、心地よいと感じる生活費は人それぞれ違います。毎月の支出がもっと高い人であれば、ステージ5の頂点は7,000万円かもしれないし、1億円、2億円になるかもしれません。
世間の「資産◯◯千万円」という誰かが作った数字や、他人のピラミッドに惑わされる必要は一切ありません。大事なのは、自分自身の生活コストを見つめ直し、「自分だけのオリジナルピラミッド」を定義することです。
自分の現在地と、自分にとっての頂点(ゴール)を知ること。それさえできれば、あとは自分のペースで階段を上っていくだけです。
ちなみに、自分のピラミッドで考えたとき、これを読んでくださっているあなたは今、どのステージにいますか? もしよかったら、コメントなどで教えていただけると嬉しいです。
それでは、また次の更新でお会いしましょう!

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