【新NISA戦略】S&P500を卒業。資産2,400万円の私が「オルカン×高配当株」の二刀流を選んだ理由

FIREへの道

こんにちは、ぶんです。

FIREまでの軌跡では資産公開、そして2,400万円までの過程とお話ししてきましたが、今日は「結局、具体的に何をどう買っているの?」という投資手法の中身について深掘りしていきたいと思います。

結論から言うと、私の投資スタイルは「全世界株式(オール・カントリー)」をメインエンジンに据えつつ、心の支えとして「高配当株」を添えるハイブリッド型です。

以前は「インデックス投資一辺倒こそが唯一の最適解」と信じて疑いませんでしたが、なぜあえて今、高配当株も組み合わせているのか。そこには私が投資を一生続けるための、ある戦略的な理由があります。

以前は米国株最強と言われる「S&P500」を主力にしていましたが、なぜ新NISAを機に今のスタイルにたどり着いたのか。ズボラな私がたどり着いた「考えない投資」の正体をお話しします。

「最強」への疑念。S&P500からオルカンへ乗り換えた理由

投資を始めた頃(社会人4年目)、世の中で最も推奨されていたのは「S&P500」でした。 「アメリカの最強企業500社に投資すれば間違いない」という言葉を信じ、旧NISA口座でもひたすら積み立ててきました。

しかし、新NISAのスタートを機に、私は思い切って「全世界株式(オルカン)」へ主力を移しました。

理由はシンプルです。「アメリカ一強の時代が、私のリタイアまでずっと続くかは誰にもわからない」と気づいたからです。

実際、2026年に入ってからの米国ハイテク株の調整局面では、S&P500の成績がオルカンを下回る場面もありました。S&P500といっても、実態は一部の巨大ハイテク企業に大きく牽引されています。 「ほったらかし投資」を自称するなら、特定の国や業界の浮き沈みに一喜一憂しなくて済む、より広い分散が必要だと判断しました。

さらに、運用会社間の手数料引き下げ合戦の結果、現在はオルカンのコストがS&P500を下回るほど低くなっています。「低コストで世界中に丸投げできる」——。これが、今の私にとっての最適解です。

新NISAは「スピード勝負」。私の1,800万円埋め立て戦略

2024年に始まった新NISA。年間360万円という大きな非課税枠をどう使うかは、FIREへのスピードを左右する最重要事項です。

私の戦略は、「とにかく最速で枠を埋める」こと。

  • 成長投資枠(年240万円): 特定口座(課税口座)で持っていた資産を、毎年年初にどんどん新NISAへ移し替えています。非課税のメリットを最大化するには、市場に長くお金を置いておくのが論理的な正解だからです。

  • つみたて投資枠(年120万円): 毎月10万円を淡々と積み立てています。一括投資も検討しましたが、毎月もらえるクレジットカードのポイントも馬鹿になりません。「合理性」と「ちょっとしたお得」のバランスを取った結果です。

「いつ買うか」を悩む時間は、私の人生にとってコストでしかありません。あらかじめ決めたアルゴリズムに従って、機械的に枠を埋めていくだけです。

「ほったらかし」の理想と現実。メンテナンスの頻度は?

「ほったらかし投資」と言いつつ、実は私、相場が良い時は1日1回くらい資産チェックをしています(笑)。 数字が増えていくのを見るのは、純粋に楽しいですから。

ただ、相場が悪い時は話が別です。月一回の定例チェック以外は、意識的に「見ない」ようにしています。 5年以上投資を続けてきて、一時的な下落にはもう慣れました。リバランス(資産の再配分)も一切行いません。一度「これを買う」と決めたら、あとは余剰資金をスポットで投入するだけ。

投資割合が増えてきたから現金を増やそう、といった器用な立ち回りは私には向いていません。「決めた航路を、ただ進む」。これがズボラな私にできる唯一のメンテナンスです。

誘惑に勝つための「たった一つの知識」

投資を続けていると、魅力的な高利回り商品や新しいファンドの話が次々と耳に入ってきます。 私も初心者の頃は「もっと効率の良い方法があるはずだ!」と、個別株やレバレッジ商品に飛びついた時期がありました。

そんな誘惑を断ち切れるようになったのは、ある残酷な事実を胸に刻んだからです。 それは、「プロが運用するアクティブファンドのほとんどが、長期的にはインデックス(指数)に勝てない」という現実です。

この知識を本当の意味で理解するまでには、確かに時間がかかります。私も寄り道をしてきたからこそ、今の「オルカン最強」という結論に自信を持てています。

もし明日、大暴落が起きたら?

もし明日、リーマンショック級の暴落が来て、資産が1,500万円まで減ってしまったら……。 正直に言えば、平常心でいられる自信は100%ではありません。自分でも未知数です。

ただ、その時の自分の動きを想像すると、少し面白い二面性があるなと思っています。

まず、メインのインデックス投資については、一切考えるのをやめると思います。「またいつか増えるだろう」と心を無にして、証券口座のログインパスワードを忘れるくらいの勢いで放置するはずです。

一方で、別で運用している「高配当株」のことは、おそらくずっと考えています。 株価が下がれば、それだけ配当利回りは上がります。「あの欲しかった銘柄がこんなに安く買える!」「配当金さえ維持されれば、資産額が減っても生活の支えになる」という風に、暴落をポジティブに捉えるための「心の拠り所」として、高配当株を凝視している気がします。

以前の私は、「効率を考えればインデックス投資だけで十分。高配当株なんて手間がかかるだけだ」と考えていました。

しかし、ブログを開設する少し前、ふと気づいたのです。インデックス投資の弱点は、暴落時にそれを忘れてひたすら耐えるしかないこと。

一方で、高配当株があれば、たとえ暴落しても配当金という「現金」が届きます。行動経済学で言うところの「メンタル・アカウンティング(心の会計)」を利用して、インデックスの損失という苦痛を、配当金という喜びで相殺する。この仕組みがあるからこそ、私は暴落時でも退場せずに投資を続けられると確信しています。

FIREへの道のりは、穏やかな日ばかりではありません。そんな荒波に揉まれる時、放置するインデックスと、あえて注視する高配当株。この両輪があるからこそ、私は退場せずに歩み続けられるのかもしれません。

最後に

3回にわたってお届けした「資産公開」から「投資手法」までのシリーズ。 私の手法は、決して派手なものではありません。

「オルカンを新NISAで最速で積み上げ、高配当株で心の平穏を保つ」

結局のところ、これだけです。論理的な正解(インデックス)を追求しつつ、自分の弱さ(暴落への不安)を仕組み(高配当株)でカバーする。

この「理屈」と「感情」のバランスこそが、仕事に趣味に忙しい私たちが、挫折せずにFIREに近づける唯一の方法だと信じています。

皆さんは今、どんな戦略で未来を築いていますか? もし迷っているなら、正解を追い求めるだけでなく、まずは自分にとって「一番ストレスのない形」を探してみてください。

それでは、また次の更新でお会いしましょう!

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